2012年3月31日土曜日

シャングリラ〜って、つい歌っちゃうのよね


今日は非常にニッチな地域の話題です。
中目黒在住の方はわかると思うのですが東急ストアの横に丸二青果って八百屋さんがあって、私もよく使っています。
気になってるかた他にもいますよね?店内でかかってる音楽、選曲がいつも独特なんです。有線とかじゃなくてCDがかかってるっぽいんです。「マニアック」ってのとも「流行ってるの」ってのともちょっと違って、J-POPなんだけど傾向があるんですよ。去年はやけにサザンがかかってたので、八百屋に行った後はつい「見つめあ〜うと〜、すな〜おに〜」って自転車に乗りながら口ずさんでて、恥ずかしくてハッとさせられる事多々でした。その後Aiko→スピッツ→YUKIときて、最近よくかかってるのはチャットモンチー(主にこの曲ねhttp://www.youtube.com/watch?v=xSrFeGvM49k)。同じ人が一人で選曲してるんではないかとふんでいますが、どの人なのかしら?
なんだか中学生の時に、一人で部屋で聴いてたAMラジオの選曲を思い出してちょっと甘酸っぱい。自分で聴く音楽とは違うけど嫌いじゃないぜ!

2012年3月30日金曜日

わたしのお気に入り

暖かくなってきたので、冷たいものを飲んでもいいかな〜という気分になり、久しぶりに買いましたアウレリーのオーガニックキャロットジュースhttp://www.kbwine.com/item/2059.htmlフルーツジュースほど甘くなくてさっぱりしているんだけど、トマトジュースほど野菜っぽくなくてとっても自然な味でいいんです。最初は他のお店で見つけたんだけど、プレッセだと490円、ほかのお店より安いんですよね〜。中目黒に在住の皆様はぜひ。
以前もブログに書いたかもしれないと思いつつ、相変わらず贔屓にしてますってことで。

2012年3月29日木曜日

ふたりのヌーヴェルヴァーグ

この前お店で「フランス映画って観てみたいけど、何から観るといいですか?」と若い方に質問されました。せっかく興味を持ってくれたんだから、絶対スキになってほしい!と思うと、何をお勧めしていいかわからなくて困ってしましました。「意味わかんないけどオシャレだよねー」で終ってしまったらとってももったいないから(そういう感想聞いた事何度もあるんです)。

しかし新作DVDレンタルで『二人のヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー』http://www.cetera.co.jp/nv/を観て答えがわかりました。それはずばりトリュフォーの『大人はわかってくれない』http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AF%E5%88%A4%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84でした。

すごい映画監督はたくさんいますが、好きな監督は?と聞かれれば、トリュフォーの事が真っ先に思い浮かびます。彼の撮った映画が一本残らず全て好きだし、初めて一人暮らしを始めた二十歳の頃、初めて男の人と一緒に暮らしたときも『大人はわかってくれない』のポスターを後生大事に貼っていました。それなのに真っ先にこの映画を挙げることができないなんて・・・。

『二人のヌーヴェルヴァーグ』の始めに『大人はわかってくれない』のラストシーンが使われているのですが、海岸を歩く主人公の少年アントワーヌ(ジャン=ピエール・レオー)の映像は久しぶりに観るとそれだけでゾクゾクと寒気がします。私の男の趣味がショタ(オタク用語ね。わからない方はwiki参照http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%B3)だと言われるのはもしかしたらここから来ているのかも(笑)。

『大人はわかってくれない』を面白いと思わないなら、他のフランス映画を観ても結局面白いとは思わないから観なくていいかもしれません。
それなのに「最初にどれを観たらフランス映画が好きになってくれるかな?あれは地味だし、これはスターが出てないし・・」なんて考えてしまうなんて、全ての人にわかるように、全ての人が面白いようにと、これでもかと説明や派手なエピソードやシーンを入れまくり、観客を馬鹿だと思ってるとしか思えないような映画を量産しまくるハリウッドのプロデューサーみたいに自分が間抜けだと思いました。

ちなみにこの映画、とっても面白いのだけど「ふたりの・・・」と言いつつトリュフォーメインで描かれておりまして。インテリでイヤミなゴダールより、苦労人で映画を熱愛し続けたトリュフォーが、自分含めシネフィルや後輩映画人たちに敬愛されていることも、まあ当然の事ながら気づかせていただきました。監督や役者の実人生と映画のシンクロ率が高いのもフランス映画の魅力の一つです。そんな風に観ていくと面白く観れるんじゃないでしょうか。

2012年3月28日水曜日

目黒川に提灯が灯りました

目黒川の桜並木に今週から提灯が点灯されました。もちろんまだ桜は咲いていないんだけど、「もうすぐなんだな」と期待が高まります。

もう憶えていないかもしれないけれど、昨年は提灯の明かりは点灯されませんでした。まだ寒いのにみんなが暖房を切って風邪をひいたりしていた、あの頃だったからです。
余震は続くし、人は出歩かないし、それでもお店を閉めたくなくて頑張って営業していたのがやっと落ち着いてきたのが今頃だったでしょうか。
桜の季節は中目黒のハイシーズン。あんなに活気が無くなっていた街に、いつもよりはすこし少ないけど、提灯は暗いままだけど、それでもたくさんの人が来て、おかげで少し気持ちが楽になったのを思い出しました。
大変な1年だったけど、それはまだまだ続くんだけど、それでも今年は提灯も灯ってまた街が一番華やぐ季節がやってきます。

2012年3月26日月曜日

SPURに載ってまーす

発売したばかりの雑誌『SPUR 5月号』の「おしゃれプロも認めた厳選100軒! 新しい東京にでかけよう」という特集に、とっても素敵なお洋服のブランドMUVEILhttp://muveil.com/のデザイナー、中山さんのお気に入りのお店として紹介していただきました!光栄でございます。
ちなみに斜め下は仲良しのサンドイッチ屋さん『シャポードバイユ』http://www.chapeau-de-paille.com/さんです。共にcheck it !
しかし今月号のSPURは情報量多いですね。読み応えたっぷりで読者としてはありがたいですが。
ケータリングでもお世話になっております。スタッフの皆様おつかれさまでした。

2012年3月25日日曜日

ハイパーカムアウトゲーム


先日ブログにも書いた、『アートバード』の加藤さんの結婚式でゲームに使っていた、トランプみたいな謎のカード。よくよく聞いてみたら加藤さんが10数年前にオリジナルで作ったカードゲームで、その名も『ハイパーカムアウトゲーム』!!なんと21種類もの遊び方ができるそうです(ゲームの名前は「フェロモン・パーティー」とか「性転換ゲーム」とか)。キャッチコピーは「デザイアー&センシティブ&秘密&スリリング&エロティカ」って...。けっこう売れて1000個作ってほぼ完売したとか。面白すぎて馬鹿受けしてたら一つ分けてくださいました。これ作るの早すぎちゃった系じゃないですかね。今の方が売れそうだから増刷してほしい。

2012年3月24日土曜日

花は赤いバラ

最近お店に来た方は気づいていただけたでしょうか。各テーブルにお花を飾るようにしています。何にしようかとっても迷ったけれど、一番しっくりきたのは赤いバラ。王道中の王道です。クラシカルでシンプルな美しさが気に入っています。

2012年3月21日水曜日

スキスキ鈴木先生!

映画版の撮影が始まったというドラマ『鈴木先生』http://www.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/index.htmlDVDで観てるんですが面白いですねえ!演出もキャストもとってもいい。話は大ざっぱにいうと中学教師の話で21世紀の金八先生ですかね。

私が一番グッときたエピソードは、クラスの中でも大人びて、みんなから一目置かれつつちょっと敬遠されている美少女が、「私も大人からみていいなって思ってもらえるような中学生でいられるようにがんばるから、鈴木先生も私たちからみて素敵な先生だなって素敵な大人だなって思える先生でいてください」と語るシーン。鈴木先生はじめ、大人達からも憧れの眼差しで見られている小川さんという美少女も、自然にそうしているわけではなくて、そうあろうと努力しているところが素敵な、ただの中学生である事に気づかされるシーンです。

今って何でもぶっちゃけてしまう人が多いけど、私は格好をつけてる人っていうか、格好つけるために努力している人が好きです。私自身も、なるべく格好をつけて、人から「ああ、ああいう人って素敵だな」って思ってもらいたいですし。金八先生とは違って、自身の性欲や妄想に悩まされつつ理想を捨てない鈴木先生に共感しまくり!
といいつつ長谷川博己さんの先生役のルックスが一番のツボなんですが。鈴木先生が中学の担任だったら勉強が手につかないかも・・・。

2012年3月19日月曜日

おめでとう!おめでとう!

REDBOOKがオープンした13年前、中目黒ですでに老舗だった洋書のヴィジュアルブック書店『アートバード』。本の値段はドルで表記されていて、その日のレートでお買い物するなんて洒落たお店でした。写真家や建築家、デザイナー、ファッションメゾンなんかの資料として顧客向けに本を卸すハシリだったようですが、山手通りの拡張工事で現在店舗は閉店しております。

しかし!この休業中にオーナーの加藤さん、ご結婚されまして昨日はお披露目のパーティーがあり、2次会はREDBOOKで。いつも好きなものに一生懸命で、不器用な加藤さんと、そんな彼を心から素敵だと思っている事が伝わってくる若くて可愛い新妻の愛子さん。おとぎ話のハッピーエンディングみたいな二人の姿に、昔から彼を知っている人達はちょっぴりもらい泣き。

パーティーのゲームではすごいお宝が続々放出されておりまして、私もリチャード・アヴェドンのポスターや80年代の美術展の図録や新聞記事がセットになったBOXをゲット。ほんとうにおめでとうございます!

*ちなみに加藤さんは現在『伝記』に猛烈にハマっているのでアートバードのサイトはビジュアルブックではなく『伝記』のサイトになっています。うーんディープ! http://artbirdbook.com/

2012年3月15日木曜日

お楽しみは、口から出たり入ったり

歯科矯正を始めまして、まあいろいろ大変です。「最初のうちは痛くてゴハン食べれなくなるから痩せるよ〜」などと経験者に脅されていましたが、21世紀の歯科矯正はずいぶん進んでいるらしく痛みはほとんどありませんので、食べる量はまったく変わらず痩せそうにはありません。(デーモンシステムというやつです。オススメ→http://www.damonortho.com/

ただかなり大きな金属の器具やら奥歯を動かすために歯に被せものやら装着しているせいで、著しい異物感と不快感はありまして。
喋りにくい、食べにくい、食べたら器具に食べ物がはまり込む。食事とお喋りの労力が「食事×4」「おしゃべり×2」で時間と労力ととられています。まあ普通は食事やおしゃべりの量が減るんでしょうけどね。私の場合は手間ひまかかるだけで減りません。食べたり喋ったり鼻歌を歌ったり。口というのは快楽の出入り口なのかも!と一瞬思いましたが、音楽が聴こえなかったり、美しいものが見れなくなっても嫌ですし、口だけが大事なわけでもないか・・。

2012年3月12日月曜日

靴を修理したい方は・・・

昔からの友人、柴谷くんがやっている中目黒の靴修理屋さん『THE GARAGE』http://www.garage-repair.co.uk/からの依頼でホワイトデー用のクッキーを作りました。お店の看板とユニオンジャック。ユニオンジャックを作るのは思いのほか大変でした・・・。今日と明日お客様にプレゼントするそうですよ。
大切な靴や、これはもう直らないかもという靴などぜひ『THE GARAGE』にご相談を。私も死にそうだったrepettoが復活しましたよ。

2012年3月10日土曜日

いつでも驚かせてくれる

子供の頃から大ファンの野田秀樹さん。英語で書き下ろされイギリスで初演された『THE BEE』http://www.nodamap.com/productions/thebee/という舞台を観にいきました。
初めての英語の演劇。「映画は字幕で観に行くけど、お芝居になるとなかなか人が集まらない。是非観てほしい素晴らしい俳優が沢山いるし、海外の観るべきお芝居がもっと日本に入ってくるように、ぜひ英語版も観てほしい」という野田さんのインタビューを見てチケットをとりました。
野田さんのいうとおり、主人公の狂気の中で日常生きてしまう日本人サラリーマン男性を演じた「女優(!)」キャサリン・ハンターさんは一見の価値あり!。すごい女優さんがいるものです。
いつでも目を見開くほど驚かせてくれる野田さん。いつまでもお慕い申し上げております・・・♡
日本語バージョンは宮沢りえさんやコンドルズの近藤良平さんなどで上演されるそう。こちらも観に行きたいな。

2012年3月8日木曜日

うちのリョウくんがモデルです

最近レディースではよく聞くワンマイルウエア、部屋着なんだけど、ちょっとそこまで行けちゃうってやつです。いつも頑張ってるお客様のさゆりちゃん、社内で企画からすべて一人で立ち上げたメンズのルームウエアブランド『One third』http://www.facebook.com/Onethird.homeがもうすぐデビューします。
ルックブックのモデルはなんと当店のお昼の看板ボーイ、リョウくん!
男の子っぽいしラクチンだし、価格帯も5000円代くらいのものが多くて、ボーイフレンドへのプレゼントにちょうどいいかも。アパレルと違って下着メーカーだからできる機能と安さ。それでセンスのあるものだったらいう事ないですね。4月から百貨店の下着売り場を中心に展開する予定だそう。これはまさに「いいね!」

2012年3月6日火曜日

テレビのアンテナを抜いてみました

最近よくテレビをつけていました。忙しいのでDVDで映画を観るほどの時間はないのですが、洗濯物をたたむ時、歯を磨く時、一人でご飯を食べる時など何気なくテレビをつけてしまっていました。「ちょっと頭を休めよう」くらいの気持ちだったのですが、一度つけてしまうと習慣になり、そのままダラダラと30分くらいは平気で見てしまいます。気づけば1時間のドラマが終っても洗濯物はたたみ終わってなかったなんてこともよくあって。
さすが選りすぐりの美男美女や優秀な人達がこれでもかと人の気をひくアレやコレやを番組にして見せてくれるわけですから、私のような素人はひとたまりもないわけです。気がつくと「あれ?家の中に時間泥棒がいるようだな・・」なんてことに。

そこで思い切ってアンテナを抜いて、仕舞ってしまいました。見ようと思えばコードを挿せばいいわけですし、DVDのモニターとしては使えますし。するとやっぱりわざわざコードを挿しなおしてまで見たいわけではないのでテレビをつけなくなり、その分本を読んだりレコードを聴いたりする時間ができました。時間泥棒は完全に追い出せたわけです。オススメです。

2012年3月5日月曜日

踊り続けるいのち

昨日ヴィム・ヴェンダースの撮ったピナ・バウシュの映画を見に行きました。映画としてははまあまあでしたし、3Dの眼鏡も疲れるわりにはそんなに効果的だとも思いませんでしたが、やっぱり彼女のすべてが好き。http://www.youtube.com/watch?v=IjyqZ0lV5KI

ずいぶんむかしに人に借りたVHSで見て、もう一度観たいと思っていたピナの作品Youtubeで見つけました。地味ながら美しい動きに息をのみ、最後にはため息が漏れましたhttp://www.youtube.com/watch?v=Minsh1GJtlM&feature=related