2014年8月10日日曜日

「ありがとう さみしかったんだ」「ありがとう うれしかったよ」薔薇のしげみがはっきりそういったのをわたしは聞いた

東京というのはすごいもので、15年もお店をやっていると10代の頃憧れていた人や、メディアを通して知っている人なんかがお店に来てくれることも多々あり大変光栄に思っています。
お店をオープンした当時、一番来てほしいなあと考えた私の一番の憧れの人は、ミュージシャンでも映画監督でもなく漫画家の大島弓子先生でした。編集者の方など、彼女にツテのありそうな人と知り合うと大ファンでお目にかかる機会は無いだろうかと聞いてみたこともありますが、メディアに出たりパーティーにいらっしゃる事は(近年とくに)ないらしく、大島先生の大ファンの有名漫画家さん達からのお誘いも丁重にお断りしているようで、それもまた大島先生らしく憧れをかき立てるのでした。
最近出版された『大島弓子にあこがれて』http://bookman.co.jp/shop/subculture/9784893088253/という本を今読んでいるのですが、私より少しお姉様方が大島弓子的生活について熱く語っておられます。私も近頃はそんなに漫画を読まなくなりましたし、もう十分大人になって少女の頃の繊細さからは卒業したと思っているのですが、こういう機会にまた『バナナブレッドのプディング』などを読んでみると実にしっくりときて、しっくりくるから好きなのか、影響を受けすぎて自分の物の考え方がこうなったのか混沌としてきます。

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