50年代頃から、アメリカで家電革命がおこり、どんどん家事が簡略化されていきました。そんな時に登場したとってもアメリカ的な食べ物『TVディナー』。一食分の食事がワンプレートになっていて、冷凍で買い置きしておいてレンジでチンするだけ。99セントで売っていたりするそうです。それをテレビを見ながら食べる。スーパーモダンとも言えますし、現在のスローフードの流れから見れば最悪の荒んだ食事とも言えますよね。
私もアメリカ映画の中で、一人暮らしの男性や、共働きの鍵っ子が味気ない食事をするシーンとしてたびたび登場するこのTVディナーは、気になる存在でありました。
するとお仕事で「TVディナーを作ってもらえませんか?」というお話が。
しかも大好きな映画『ストレンジャー・ザン・パラダイス』http://www.youtube.com/watch?v=3C5A1xCS0WIのシュチュエーションでファッションシュートするときの小道具として使いたいのに見つからないとのこと。
きゃー、ジョン・ルーリー様が食べてらっしゃるアレね。私以上の適任者がいるかしらって仕事ですね。
しかし出来上がった私作のTVディナーの評判は「よく出来てるけど美味しそうすぎる・・・」撮影に使うといいつつモデルさんが食べるみたいだったんで、ついステーキをミディアムレアに焼いちゃいました。不味いもの作るって抵抗ありますよ。
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