何度か行った事があったのですが、好きなお店だったのでそこの店主の方が出した本をちょっと前に読んだんです。
「新宿駅最後の小さなお店ベルク」http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E5%AE%BF%E9%A7%85%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%8A%E5%BA%97%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF-%E5%80%8B%E4%BA%BA%E5%BA%97%E3%81%8C%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%AE%8B%E3%82%8B%E3%81%AB%E3%81%AF-P-Vine-BOOks-%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%BA%97%E9%95%B7/dp/4860202775という本なのですが、個人店がいかにして生き残っていくかというようなテーマで書かれていて、いかにも好き勝手にやっているようなお店に見えて、精神論ばかりでなく、戦略やプロのコンサルタントを頼んだりしてのキチンとした経営に感心しました。それと伊野尾書店さんという、店内でプロレスをやったりの変わったプロモーションをやっているお店の方と二組が講師で、個人店の生き残り術的な勉強会があるから行ってみませんかと誘われて参加してみました。面白い話だなあと思ったのは、二店とも個性的なお店なので「どのように独自の個性を打ち出すか?」というような質問をされていたのですが、「そんなのしてません」「どうやったらお客さんに喜んでもらえるかという商売の基本をただただやるしかないです」と二店とも答えていました。「自分がベストだと思うことをそれぞれの人がやっても、同じコトをする人はあまりおらず人それぞれ違うことをやる。それが個性であって私の個性を出してやろうなんてする意味がない」とか。人にどう見られたいなんて思いながらやるのは仕事も個人も魅力がないですもんね。20坪そこそこのお店で、一日の来店客数が1500人!(うち7割が常連さんだそうです)にもなるというベルク。明日も朝四時から仕込みだからと早々に帰っていかれました。私なんか全然がんばってないなあと反省。昔観たチェットベイカーのドキュメンタリー映画で、彼があちこちの女に産ませている自分の子供たちにどんな話をするのか?と聞かれて「何か自分の好きなことをみつけたらそれを一番になるまでやれ。そうすれば人生は良いものになる」というようなことを言っておりました。座右に銘にしているのだけれど。もっとやんないとな。
0 件のコメント:
コメントを投稿