2010年6月19日土曜日

ここにはいない人を想う午後

もうすっかり夏ですね。
ここのところあまりにも忙しかったので、たくさん寝ない癖がついてしまい、ようやく早起きしなくてもいい日なのに、早目に起きて朝から溜め込んでいたお洗濯、片付け、掃除をテキパキととこなせます。午後には一段落して、そうめんなど茹で、窓を開けてなまぬるい風を感じながら午後の日差しの中でポツポツと静かにゴハンを食べていると頭の中はあらぬところへ彷徨ってしまいきます。
中学生の頃の特に印象のない忘れていたクラスメイトの事、別れてしまった恋人、死んでしまったおばあちゃん。別に悲しいわけではないけれど、なんだかメロウな気持ちになってたとえ誰かと一緒にゴハンを食べていても、つらつらとここにはいない人の事に気持ちが流れていきます。その時間がいったいどれくらいなのか自分では判らないけれど、きっとぼんやりとしてあらぬ方を見ているんだろうなと我に返ってから思います。
私は活字を読んだり、映画を観たり、自分が喋っていないとすぐにここではないところに気持ちが行ってしまうのですが、ぎりぎりクーラーをつけなくても過ごせる夏の午後は特に、電車の中で居眠りする人のように、ハッとしてはまた夢想の中に戻ってしまう繰り返しで過ぎていくのです。

2 件のコメント:

  1. こんにちは!
    だいぶご無沙汰しています。
    ふと、redbookで働いていた事を思い出し、
    ページを見てみたらそんなブログで。

    お元気の様で何よりです。
    何だかとてもお会いしたくなりました。
    またのぞかせてもらいます。

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  2. あらっ、きこころさん、あなたは誰でしょうか?お店で働いてくれた人の事も、何の関係もなくふと思い出したりしますよ。どうしてるのかな〜と気になっている人もいます。連絡くださいませ。

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