2014年6月16日月曜日

チュン太が教えてくれたこと

雨が降りしきる中、歩道の無い住宅街の道路の水たまりに泥だらけのスズメのヒナが震えていました。近くの電柱から落ちたようですが、巣も親鳥も見当たらず、やむなく保護して動物病院に連れて行きました。乾かしてあたためると元気になり、育てるのは難しいと言われましたが元に戻す場所も無いので、寝不足になりながら頑張って面倒をみていましたが3日目に死んでしまいました。

なんとか助けようとお医者さん、ペットショップ、インターネットと知識を入れまくったおかげで今まで知らなかった野鳥の生態に詳しくなりました。
なんとスズメのヒナは2週間で大人になるのです。だから人間の10倍速くらいで生きていて、一時間おきくらいに大量の昆虫を食べ、糞をどんどんします。うちにいた2日間でもみるみる羽が揃っていきました。とても可愛い子だったので助けられなくて悲しいですが、元居た場所の近くの公園の大きな樫の木の下に埋めました。
私はペットショップでヒナ用ミルワームという虫を買ってきて与えていましたが、一時間おきに1.5センチくらいの芋虫を4〜5匹食べ続けるので、巣には何羽もヒナがいてスズメの親はこんなに大量の虫をどこから見つけてくるんだろうと不思議に思いましたが、樫の木の下を掘っていると枯れ葉の中には本当にたくさんの虫たちがいて違った世界が見られました。育てている植物に虫がつくとすごく嫌でしたがこれが野鳥達を育てているんだなとか。私も死んだときは燃やしてしまうよりも他の生き物の栄養になりたいなあとか思ったり。

大事な知識:この子はまだ小さくて落ちた(もしくは落とされた)のだと思いますが、巣立ち前のヒナは地面の上で飛ぶ練習をしているそうで、そこに親鳥が餌を運ぶことも知りましたので、もし地面にヒナがいても弱っていない限り勝手に心配して拾ってはダメだそうです。このサイトが役にたちましたhttp://www.geocities.jp/suzumesos/

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