仕事帰りの通りがかりに観ました、セルジュ・ゲンズブールのドキュメンタリー映画『ノーコメントbyゲンズブール』。平日の昼間とはいえなんと観客私だけ!
15年くらい前、私が映画館で働いていた頃はゲンズブールの映画に立ち見がでていたものですが、今はこういうの観る人少ないんですねえ。エスプリとデカダンスを愛するものとしては寂しい限り。かなり良く出来たドキュメンタリーでしたし、ロマンティックな気分になれましたけどねえ。
こういう映画のよい所は、字幕付きで曲が聴けるのでフランス語苦手でも歌詞がわかるところですね。
ブリジット・バルドーが「私のために最高の愛の歌を書いて」と電話してきた日に、一晩で2曲作ったという『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』。もちろんどんな歌詞だか知っていましたが、あらためて感動。かなり露骨なセックスの歌ですが、逆に抽象的な心象風景に感じてポエティックだと思いました。こんなの書いてこられたらうっとりせざるをえませんね。
私のうろ覚え書きですが。。
あなたは波で、わたしは裸の島
来て、行って、来て、
私の腰の間で
そしてわたしたちはひとつになる
僕は行って、行ったり来たり
君の腰の間で
僕は行ったり来たり
君の腰の間で
そして僕はこらえる
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