2011年10月12日水曜日

ブンミおじさんの森

連休中に『ブンミおじさんの森』という映画のDVD出たので観たのですが、これがまた最高に面白い。カンヌ映画祭でティムバートン審査委員長の絶賛でグランプリとったのに日本でほとんど話題になってなかったですよね〜。
3月の地震の時公開されて映画館はガラガラだったそう。制作した人達が本当にかわいそう。タイトルも地味だしねえ。地震と原発のせいでこういう作品が埋もれないようにTUTAYAさん、宣伝がんばって!

病気で死期が近づいた農場経営者のブンミさんの元に、異形の者達が訪ねてくる不可思議なストーリー。タイの深い森と夜の闇の中で起こる輪廻のファンタジー。しかもなんとはなしにユーモラスというか、独特のオフビート感があって笑えます。私個人の感想でいうと小津安二郎とスパイクジョーンズとキアロスタミを足したようなおもしろ映画。ファンの人怒るかもしれませんが。すいません。

決して難解な映画ではないのですが、ハリウッド的な展開や、細かい説明がないので映画を見慣れない人には少々厳しく、映画をたくさん観てれば観てるほど、驚いたり笑ったりできる映画かもしれません。我こそはと思われる方々は是非ご覧あれ。
秋の長夜に眠い目を擦りながら夢うつつで観れば、自分も暗い森の中に入り込み、死者や異形のものたちに会えること間違いなし。
http://www.cinra.net/interview/2011/03/04/000000.php

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